2015年10月13日火曜日

小学校へ出張授業

鶴見中央地域ケアプラザ・出張授業ご報告

2015年10月7日(木)、鶴見小学校へ出張授業に出かけました。
国語の授業で、点字についての学びを受けた4年生を対象に毎年、福祉に関することを学校に出向き、授業を行っています。
今年は、115名の児童へ「認知症サポーター養成講座」を行いました。
最初に認知症予防の運動を行いましたが、指の運動は子どもたちにとっても頭の体操となった様子でした。また、短期記憶に関するテストは子どもたちの記憶力に驚かせられました。数分前に見た物を思い出すというテストですが、子どもたちは短時間の間に場所まで覚えていました。


その後、「認知症」についての簡単な勉強を行いました。病気について、どんな症状があるか等の説明を行いましたが、症状については子どもたちは葛藤と戦っている様子が見られました。とくに、時間や月日がわからなくなる見当識障がいについての理解に悩んでいました。外に出たら思い出すのではないか?、時計を見たらわかるのではないか?、なぜわからないのか?と・・・・・。そのことが理解できないことが認知症の症状の一つなのですが、なかなか子どもたちに伝えるのは難しく、私たちスタッフももっと勉強が必要だと感じました。

最後は「認知症サポーター」についての話をし、サポーターの証である「オレンジリング」を贈呈し、授業を終えました。

認知症サポーターは、認知症の人の「おうえん者」です。
今日から皆さんも認知症の人を、温かい目で見守る一員です。
今後もこのような活動を続けていきたいと思います。

                              (鶴見中央地域ケアプラザ 谷 亜由美)